元サッカー日本代表監督 FC今治代表取締役会長 岡田武史

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2016年12月24日 JIFF(一般社団法人日本障がい者サッカー連盟)主催の第一回『JIEF インクルーシブフットボールフェスタ 2016』が開催されました。

今回はゲストとして来場された、元サッカー日本代表監督で、現在はFC今治の代表取締役会長の岡田武史氏にお話を伺いました。

 

◆インクルーシブフットボールフェスタの感想をお聞かせください。

私は長年障がい者サッカーに携わってきました。当時は、それぞれの競技団体がばらばらに活動し、サッカー協会にも認めてもらえず大変な時代でした。しかし、今回北澤さんが、日本サッカー協会(JFA)と7つの障がい者サッカーの競技団体との連携や交流に着手されて、新しい時代に突入したと感動してます。率直にこれはとても素晴らしい活動です!

今まではそんな機会もなく、今回のように健常者と様々な障がいのある子供達が一緒にプレーをする光景を見ることが出来るなんて、世の中が変わったものだなと改めて感じました。

10年前だったら、障がい者は外に出づらく、なかなかスポーツをするような雰囲気ではありませんでした。今はこうして、みんなで明るく一緒にプレーをする機会があるのは素晴らしいことだと思います。

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◆健常者と障がい者の交流の場として、サッカーはどのような点で魅力があるとお考えですか?

今回このイベントで、私自身も初めて杖を使うアンプティサッカー(主に上肢または下肢の切断障がいのある方がプレーするサッカー)に挑戦してみましたが、思った以上にきつくとても大変だなと驚きました。
例えば「段差があると大変なんだな!」など、健常者も体験することにより、今まで何気なく見てきたものが自然に感じられるようになると思います。そういう気付きが社会を変える第一歩となるので、何より体験するということが大切です。

またサッカーに限らず、スポーツには社会アジェンダ(課題)を解決する力があると考えています。スポーツを健常者も障がい者も一緒にプレーすることで、壁がなくなります。「我々にはこうしたものを解決する力があるんだ!」ということを自分達がもっと認識する必要があり、それを発信していかなくてはならない。そういう意味で、スポーツの持つ力を改めて感じました。

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◆障がい者サッカーに関する今後の取り組みについてのお考えを聞かせてください

今回北澤さんが中心となり7団体を統括し、初めて障がいの種類の垣根を越え、一緒にプレーするイベントが開催されました。これは本当に画期的で素晴らしいことだと思います。今後も是非この活動を続けていって欲しいと願っています。
まずはいろいろな人に知って頂くことが大事で、知ってもらうことが、社会を変える力になると思います。我々もこの活動を広め、健常者と障がい者が繋がる場を多く作っていく必要があると考えています。

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◆Matchをご覧の方にひとことメッセージをお願いします。

今はインターネットが普及し、障がいのある人も物理的距離が縮まりました。
是非このサイトを、情報発信、交換、交流の場として存分に活用して頂きたいと思います。

今回はこれまで長年障がい者サッカーに携わってこられ、精通されている岡田氏ならではの視点から熱い思いを語って頂きました。健常者も様々な障がいのある人も垣根を越え、一緒にプレーし、体験することにより、互いに今まで気付かなかったことを認識することの大切さを実感しました。改めてスポーツは社会を変える力になり得るのだということを強く感じました。また岡田氏は、今後の障がい者サッカーの普及に関しても私達に有益なアドバイスをくださいました。

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