IMG_4986rev1

 

先日、JIFF(一般社団法人日本障がい者サッカー連盟)主催の第一回『JIFF インクルーシブフットボールフェスタ 2016』が開催されました。

フランスから帰国された翌日にもかかわらず、ゲストとして駆けつけて下さった、ゴールキーパーの川島永嗣選手(FCメス所属)にお話を伺いました。

 

◆今回のインクルーシブフットボールフェスタに参加された感想をお聞かせください。

今回は、初めて車椅子でのサッカー、視覚障がいのある状態など様々なハンデを抱えた人達が一堂に集まるイベントでした。私も今まで障がい者サッカーのイベントを主催した経験はありましたが、ここまで様々な種類の障がい者サッカー競技がまとまってプレーしたことはありませんでした。北澤さんが7つの障がい者サッカーの団体をまとめ、今回このイベントを開催したことで障がい者サッカーに対する認識度がより高まり、これからの活動の第一歩だと感じました。

様々な障がい者サッカーの競技を一緒に行うことは、一つの競技だけをプレーするのと比べて面白味があると思います。今回のイベントでは、健常者も障がい者も一緒にいろいろな競技を楽しみながら体験することができました。一緒にプレーすることで笑顔になれ、交流が深まると同時に互いのことが理解できると感じました。このイベントの話を聞いた時、「ぜひ参加したい!」と思い、実際に参加することができて、本当に良かったと思います。

2L5A94582L5A9497

 

◆川島さんはJust One Smileというプロジェクトを立ち上げたとお聞きしましたが、そのきっかけを教えてください。

自分がサッカー選手としてできることは何かと考え、これまで障がい者サッカーのイベントや、被災地訪問などの社会貢献活動をしてきました。障がい者の方々やその親御さんなど、思い通りにいかない経験などもあったと思いますが、サッカーを通して笑顔が広がっていってほしいという思いを込め、プロジェクトを立ち上げました。このような活動を続けていくことに意義があり、引き続き活動を続けていきたいと考えています。

2L5A9393rev1

 

◆日本と海外では健常者と障がい者との交流に違いはありますか?

まず海外では日本と比べて地域との関わりがとても強く、障がいのある方々も日頃から練習や試合に来てくれることが多いですし、イベントも数多く行われています。

◆健常者と障がい者の交流としてのサッカーについてどのようにお考えですか?

ボールを一緒に追いかけることで、健常者と障がい者の垣根を超える瞬間があると思います。そんな時、障がいの有無は関係ないんだなと!改めて感じます。サッカーボール一つあれば、皆で楽しむことが出来る。それがサッカーの醍醐味であると同時に、一つのボールを通してみんなが笑顔になれることは素晴らしいことだと思います。

IMG_4981rev1

 

◆これまで日本代表のGKとして活躍されている経験から、障がいのある選手へメッセージをお願いします。

私も日本代表として戦う際、日本を背負って戦うことの誇りやプレッシャーと重みを常に感じながらプレーしています。その重圧の裏側には、代表に選ばれなかった選手、ベンチの選手、応援してくれている家族や友人、サポーター、支えてくれている人達など、多くの人達の思いを胸にプレーをしなければならないという使命感があります。皆さんもピッチに立つ時、是非そのようなことを思い出してみてください。障がい者サッカーの選手も同様に、応援してくれている家族、友人、支えてくれている人達の思いを背負う気持ち楽しみつつ、そんな気持ちを忘れずにプレーして欲しいです。

 

IMG_4977rev1

 

◆Matchの読者へのメッセージをひとことお願いします。

今まで障がいのある人達が外に出る機会が少なかったと思います。しかし今はこのように定期的にプレーを楽しむ機会があるというのは、とても素晴らしいことだと思います。それはみんなの希望であり、大きな意味では生きる希望にもなります。このサイトを多くの方々に利用して頂き、ぜひ一緒に健常者と障がい者、障がい者同士、親御さん達の交流を広げていきましょう!

 

2L5A9491rev2